逆転裁判5

中央値: 54 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 1pt |
54pt
GOOD!
逆転裁判シリーズは全作、検事もプレイ済みです。
○グラフィック
2Dの絵をよくもここまで見事に3D化させて、さらにそれをグリグリ動かして違和感も無いというのは驚きました。
3Dでもいつもどおりの逆転裁判だったと思います。
○音楽
キャラクターそれぞれにテーマ曲があるのですが、法廷ではそれぞれのテーマ曲が流れるのはよかったです。
○熱中度、満足感
面白いキャラクター、面白い動き、ぶっ飛んだストーリーなど逆転裁判らしく楽しく遊べました。
あとは4でまったく活躍の場を与えられず不遇な主人公だったオドロキくんがそれはもうたくましく主人公になって帰ってきましたw
むしろ5も普通にオドロキくん一人主人公の方が面白かったのじゃないかとすら思います。
BAD/REQUEST
○オリジナリティ
過去作にあった「録画ビデオから矛盾を探す」「3Dで証拠品を調べる」などタッチ画面を使用した能動的な遊びがすべて無くなりました。
5から入ったココロスコープなど新システムもありますが、基本的には「感情の矛盾を探す」といういつもの「証言から矛盾を探す」のとどこが違うのかよくわからないシステムです。
オリジナリティという点では確実に退化したと思います。
○アニメムービー
邪魔です、ただもう邪魔です。
しかもアニメシーンよりも3Dの方が綺麗なのでアニメのキャラクターたちを見るとがっくりします。
あと逆転裁判は基本的には「待った!」「意義あり」などしか喋らないので、それ以外の部分は遊び手の想像力で補われるところを、アニメは完全に「このキャラはこういう声でこういう喋り方」というのを固定させてしまい、個人的にはとても気持ち悪いものでした。
○ストーリー
今回一番問題だったのは多分これです。
最大の問題として「主人公が3人」という点です。
全5話しか無いのにコロコロ主人公が入れ替わり、まったく落ち着きません。
「主人公=プレイヤー」という視点で楽しみづらい作りになっています。
「弁護士として無実の被告人を助ける」というカタルシス一話一話楽しむことこそ逆転裁判本編の醍醐味であり面白さの肝だと思うのですが、今回は主眼が主人公たちに置かれてしまって被告人たちはただの脇役になってしまっています。
いかにプレイヤーに「この被告人を助けたい!」と思わせるかが大事なところなのに、そういうことよりも主人公たちが勝手に「助ける!助ける!」と息巻いて自己主張するだけで、ゲームというよりアニメアドベンチャーを見ているという感じになっている気がしました。
○ゲーム性
ストーリーの続きになりますが、現場を調べたり、聞き込みをしたり、ほぼ完全に一本道です。
あまりにもヒントが多過ぎる上にまるでベルトコンベアーのように自動でプレイヤーが運ばれてとくに考えることもなく探偵パートが終わります。
「どこかに証拠品を見逃してないか?」「こいつに何を突きつければ情報がもらるか?」など考える必要はまったく無いです。
またゲームオーバーも無いです。探偵パートで失敗をしてもゲージは減りません。法廷パートで失敗して有罪になってもすぐ復帰できます。
ここまでしてしまうとゲームというよりただのアニメ紙芝居です。
○過去作のキャラクターたち
発売前に大々的に発表された過去作の人気キャラクターたちですが、本当にただ出てきただけです。まったくほとんど何もしません。
「成歩堂が主人公」というのも詐欺広告だと思いますが、この過去作キャラクターが登場するというのも若干詐欺まがいというか、ただの客寄せパンダになってしまっています。
唯一最終話に登場したキャラクターの一人だけはしっかりと意味もあり活躍してくれますが、彼だけです。
また「主人公1」「主人公2」「ヒロイン主人公」と主人公だけで3人いるので、もうほぼすべてこの三人だけですべて解決してしまいます。というかこの三人に平等に出番を出すだけでサブキャラたちなどの出番が作れるはずがありません。
4から出た新ヒロインのみぬきちゃんまでが今回はただの事務所のお留守番という有様です。
COMMENT
4はキャラクターの支離滅裂さや主人公が活躍できない、最後の最後でも主人公は何もできないなど不評な点がありましたが、逆転裁判本編の味はたしかにあったと思います。
が、今回の5はお話もバランス良く、キャラクターもしっかりしていますが、決定的に逆転裁判という「ゲームになっていない」と感じました。
キャラクターが人気のゲームなのでそこに重点を置いてしまった結果、ゲーム性が捨てられ「どうすればプレイヤーがゲームを楽しめるか」が完全に無くなってしまったという印象です。
「キャラクターが好き」「好きなキャラクターが見られれば満足」というファンの方には良いと思いますが、「逆転のカタルシスを楽しみたい」「いろいろ自分で考えたい」という方にはちょっとオススメしかねます。
4であれほど破綻したキャラクターとシナリオを書いた原作者の巧舟氏ですが、それでも原作者というのは伊達ではなかったのだと思わせられました。
Amazonレビュー
レビュー者: あかげ レビュー日: 2017-04-21つまらないわけではないのですが、逆転裁判ならではの良さが無くなってしまっていると感じました。
個人的には、評判の悪い4の方がまだ面白かったです。
過去作では探偵パートで関係ない場所を調べたり、変な物をつきつけたりした時のコメントや小ネタが楽しめました。
ところが今作ではそういった遊びがほとんど無く、ゲームの指示通りに進めていってクリアするだけ。
証拠品や証言を元に自分で推理して手探りで進めていくのが面白かったのに、これではやらされている感が強いです。
親切なシステムとも言えるので、新規向けなのかもしれませんね。
旧作ファンには物足りないと思います。
もう一度言いますが、つまらないわけではないんです。
1~3の流れが完璧だっただけに、比較するとどうしても凡作という印象になってしまいます。
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GOOD!
逆裁シリーズ、検事シリーズはプレイ済み レビューはほぼ旧作との比較になります。
・グラフィック
前作までと違いキャラクター達がヌルヌルとよく動きますが、テンポを崩すことなく良い出来です。3D機能も「異議あり!」の吹き出しが飛び出すなどうまい使い方だなと思いました。
・快適さ
バックログが見れるようになったのは嬉しいです(この手のゲームにはあって当たり前ですが・・)
スキップが最初から使えるのもある程度早く文字が読める人には地味に嬉しい変更点です。
・期間限定コスチューム
新しいナルホドくんのスーツはなんか嫌だったので昔の青スーツでプレイできるのは嬉しかったです。
BAD/REQUEST
・難易度
散々言われてることですが簡単過ぎです。証拠品をつけ付ける際にも「〜だったとしたら・・!」みたいな露骨な(というかほとんど答えな)ヒントが出てくるので、旧作にあった証拠品をジッと見直して考えぬいて答えがわかり鳥肌が立つという感覚は今作では味わえませんでした。
・探偵パート
これも散々言われてることですが、ほぼ一本道です。ご丁寧にも〜へ行って話を聞いてみようなどとドラクエみたいな指示も出てくるのでもう移動先を指定するのは無くしてもよかったんじゃないかと思うほどです。また旧作の探偵パートでは証拠を集め苦労して解除したサイコロックも今作ではほぼ一回で解除できるのもがっかりしました。
・ストーリー
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、「結局〜は何だったのか」と消化不良になるとこが多々あります。荒唐無稽な話ながら根拠や証拠品がしっかりしていたので何故か納得してしまっていた1〜3と違い、なんかツメが甘かったように感じます。
またキャラクターも面白みの欠けるのが多く、会話しててつまんなかったです。
・アニメ
OP以外のはいらないです。ずっとポポポで喋っていたキャラクターがいきなり喋りだすとなんか違和感があります、イメージが崩れるだけ。
・ココロスコープ
システム自体は「みぬく」よりはるかに面白いと思いますが、基本ココネと証人のワンツーマンで行われ、検事のツッコミもないので妙に裁判の中で浮いてしまってる気がします。露骨なヒントがなくペナルティが有り、他の人物の横槍などがあったらもっと面白いものになっていたんじゃないかと。
・証拠品画面
旧作のほうが使いやすかったです、なぜ変更したのか。
COMMENT
4よりは面白い・・のか?というのが正直な感想です。むしろ消化不良は5のほうが大きいです。
単体のADVとしてみればそこまで悪くなくむしろ良ゲーの部類に入ると思いますが、このシリーズは1〜3が神ゲだったので、いちファンとしてはどうしても旧作の亡霊の姿を求めてしまい、評価が辛くなってしまいました。
やはり自分の中で逆転裁判は3で完結してるんだな、と感じさせてくれる作品でした。