二ノ国 漆黒の魔導士
中央値: 64 Amazon点数: 3.7
スコアーボード
標準偏差 17.8 難易度 1.29 mk2レビュー数 14ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 1pt |
68pt
GOOD!
○お手軽感
ストーリー上の進行は矢印と言葉でわかりやすく先導してくれ、ダンジョンには中間地点とボス前にセーブポイント(完全回復機能付き)が設置してある。
技のMP消費量がやや多めだが、セーブポイントの存在に加えて適宜HPorMP回復クリスタルの配置、
その上常に21人の大所帯で進む為MPが切れる心配もなく、クリアまで一度も苦労した記憶はない。
ストーリーの内容や世界観もわかりやすく王道。
キャラクターデザインも(ジブリなので当然)可愛くPOPな感じにまとめてある。
誰が遊んでもそれなりに楽しめるようにできている。
○マジックマスター
自分は現在20代後半だが、「これが小学生の時に出てたらなぁ」とつくづく思った。
というのも、この凝った本を通して二ノ国という世界観がしっかり作りこんであるからだ。
ルーン、武器やモンスターの生態、逸話等、子供の空想がそのまま全部本に詰め込まれていて、
更に子供ならわくわくするような秘密(謎解き)要素もしかけてある。
自分が小学生の頃にあったなら、きっと学校行くにもこっそりとカバンに入れて常に魔法使いの真似事をしていただろう。
友達同士でアストラム語を使った手紙のやりとりをして、運動場には飽きる程魔方陣を書いたに違いない。
それくらい、浸れる作りになっている。
BAD/REQUEST
○あらゆる部分で感じる作り込みの甘さ。
世界観の作り込みと相反して・・・ゲームとしての作り込みは「中途半端」の一言。
こういうゲームの製作に慣れてないのを随所で感じた。
まずイマージェン育成が微妙すぎる!
醍醐味であるはずの進化は「色違い」程度(頑張って「衣装チェンジ」レベル)の変化。
更に「可愛がらなければ愛情度が減っていく。ただし数回戦闘に出さなければ可愛がる事ができない」というシステムにより、
「常に戦闘回数を意識し、定期的に交代し続けないといけない」というめんどくささがある上、人間を出してる暇がなくなる。
そうやって苦労して育てて、ようやく進化したイマージェンが「色違い」では報われない。
更に、覚える技が進化一段階ごとに1つの計3つ。最終進化の分岐を入れても4種類の技から3つを選ぶという狭さ。
イマージェンの種類はそれなりに多いものの、性能にそれほどたいした差はなく(せいぜい弱点の違い)、
あくまで「好みで選ぶ」程度の楽しさなので戦略性はあまり無い。
加えて通信対戦はレベルや装備がそのまま反映されるので、ある程度似た進行状況でない限りは勝負にさえならない。
他にも『すれ違い通信の使えなさ(自分の卵を渡すってのは・・)』『街中でテレポート不可』『食べ物系の物価の高さ(育成で常に消費する割に、そこそこ高い)』『属性種別の少なさ(雷と風が同じ、氷と水が同じ)』『装備品の効果の低さ(武器防具合わせて三種のくせに、能力値に比べて装備品の上昇値が低い。)』
等々、細かい部分で作り込めてない箇所が目立つ。
○マジックマスター
子供にとってはオモチャ箱のような本も、ある程度年齢がいった人にとっては『お荷物』でしかない。
携帯ゲーム機本体よりもかさばり、いちいちアストラム語を解読させられるのは大人にとっては単なる「足止め」でしかない。
COMMENT
このゲームは、他のゲームとはおそらく“スタンス”が違う。
本来ゲームというのは「ゲーム機とプレイヤーが向き合う遊び」なのだが、
ニノ国は「ゲーム機を媒体として、空想を広げる遊び」なのだ。
極端な話、
『魔法使いゴッコをする為の設定資料をゲーム機から得る』というような存在になっている気がする(オリジナリティ5)。
そしてそれはつまり、従来どおりゲーム機と向き合って「最強装備が、レアイマージェンが、戦略が、やりこみ要素が」と求めた場合はイマイチ物足りなく感じるという事でもある。
ニノ国はそこに重きを置いていないのだから。
が、「ゲームにはゲームとしてのおもしろさを求めるよ。イイ年して“ゲームの世界観で遊ぶ”なんてしない」って思う人は多いだろうと思う。自分も含めて。
そういう意味でこのゲームは『子供向け』だと言える。
とはいえ、基本はちゃんと出来ているので、大人でもそれなりには遊べると思う。
少なくとも「何かRPGがしたいな」って気分の人が買って損する事は無いと思う。
Amazonレビュー
レビュー者: アポロ改 レビュー日: 2017-05-24オフにしてゲームをしていました。
クエストもめんどー!とか思いつつ何とかクリアしました。
隠しボス?には全く歯が立ちませんでしたので1周クリアで終わりです。
お子様にも安心なストーリー、本付き!
本をめくって書いて魔法発動、モンスター的なのも育成出来る、
男女の恋愛などは多分なし、親子愛兄弟愛はあり。
愛の部分ではちょっとうるっと来ました。
クエスト、育成などでちょっと面倒なこともありましたが、
珍しい意欲作だと思うし後味も悪くなく、十分楽しめました。
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GOOD!
とにかく世界観が素晴らしい。これにつきます。
マジックマスターという本をいちいち見なければならないのは、空き時間にサクッとゲームをする人からしたらめんどくさいかもしれません。ただ、このゲームはドラクエや動物の森とも違って、家で腰を据えてするゲームなんです。
だからゲーム機本体と一緒に本を横に置いて知る楽しみがあり、本も大変よく作り込まれているため世界観にどっぷりと浸かることができる。
そして、ストーリーが王道=ありがちかもしれないが、そんじょそこらのゲームとは違います。
とにかく愛を感じるストーリーというか、ジブリ映画の世界観をかなり取り込んだストーリーです。また、そのストーリーにジブリタッチのグラフィックがフルで使われていて、もうもうもうそれはプレイしていて心地いいです。
それとストーリーがあっさり終わらないんです。自分はゲームはゆっくり進める派とはいえ、かなり長く遊んでいます。
また、ボイスがかなり多いです。
有名な声優や俳優を起用して、かなり多めなボイスを使っています。
わかりやすくまとめると
世界観(雰囲気)が、ゆったりした外国(ヨーロッパの方の晴れたと時)調で、やっていて安心できる、つまり雰囲気を味わうだけでもすばらしい。
また、本当に魔法の本さながらのマジックマスターが付いてくるためそれを見るだけでもかなり楽しめる。オリジナルの言語もあることや、ニノ国の世界の昔話(ストーリーにリンクしていく)がいくつも載っていたりと作り込みがすごい。
BAD/REQUEST
一番大きいことは、クリアした時の喪失感でしょうか。
いままでこのゲームはボイスがかなり使われていたり、のめり込んでしまうような世界観というのが裏目に出て、クリアしてしまってからは喪失感が凄まじいです。
また、育成が大変ですね。他の人もおっしゃられている通り、イマージェン(モンスター)の育成が大変です。また、本編クリア後の、裏ボス要素がありますが、その裏ボスに到達するまでもまあ大変な作業です。
ただ、悪いところというとこの2つくらいですね。
COMMENT
CMを見て、小学生ながら初めて予約購入しました。
どうやら売れ行きがまずかったようで1年後には2000円ほどにまで金額が崩れていましたが、6000円で買った価値はありましたね。
小学生出なくても、あの世界観を感じる価値はあります。
自分はあれ以降、あれだけ完成したゲームを見たことがありません。
おそらくあのゲームタイトルは一生忘れないかもしれませんね。
本当に楽しかかったです。望みが叶うなら続編を出していただきたい限りです。