ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム
中央値: 69 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 14.99 難易度 2.12 mk2レビュー数 42ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
67pt
GOOD!
前作プレイ済み。マルチプレイはワイヤレス通信のみです。
前作に比べて格段に面白くなっている。まず、武器の増加や種族ごとの制限が無くなったので、
更にキャラクターに個性が出る。同じ武器でも種族ごとに攻撃方法が違うのも良い。
勿論、防具の増加も、ネタ装備が増えたのでインパクト重視の人には嬉しい。
ジュエルでのカスタマイズも良好。好みの装備をいつまでも使える。
ジュエルの種類次第で、ユークに強力な直接攻撃を可能に出来たりと、幅が広い。
魔法が魔石からMPになったのは良くも悪くもあるが、これで味方がガンガン魔法を使っても、
魔石が無くなってしまう。という事が無くなって良かった。
難易度の向上により、ただの連打ゲーでは無くなり、魔法やチャージ攻撃が必要になった。
ボスも、前作の様に弱点を常に露出してる訳では無く、条件を満たして初めて弱点に
攻撃できるようになる。等、戦略性が増した。
何より嬉しいのは味方のAIの存在。前回は敵に纏わりついて無駄に攻撃を受けるだけで、
他は何もしなかった味方が、死んだらすぐにレイズをかけてくれたり、後ろから魔法で援護
してくれたりした時は、とてもお荷物から開放された感があった。
当然、マルチとシングルが混合になったのも良かった。処理落ちも減り、難易度も幅が広く、
味方の人数も任意に調節できるので始終一人でストーリーを進めれるのも、やりこみプレイの
可能性を感じた。
自分以外のキャラクターの会話も前回に続いてとても面白かった。
BAD/REQUEST
ストーリーはイマイチだった。おつかい的な感じが強く、同じダンジョンを何度も行ったり来たりして、
黒幕が何をしたかったのかも分かり辛く、ストーリー目的で、二周目、三周目に行く気にはなれなかった(まぁ、元々FFCCというシリーズ自体がマルチプレイ重視だから仕方無いといえば仕方無い)。
それと個人的な意見だが、パッケージにもなってる猫の登場シーンが非常に少なく、
ストーリーに関ってる感が無い。
後、魔法がMP制になったせいで、MPの回復手段が殆どエーテルに限られ、
タルに入っている物がほぼ確実にポーションかエーテルになってしまったのが残念。
どうせなら本家FFの様に個数の限りなら自由に使えるアイテム感覚にしてほしかった。
マルチプレイでは、味方に攻撃を当ててしまうとすぐに気絶してしまうのがストレスだった。
ダメージを受けるのはまだ許せるが、これでは敵をガンガン攻める事が出来ないのが残念だった。
又、おまねきとおでかけの制度のせいで、おまねきの方しかストーリーやクエストが進めれないのが苦だった。
どうせならおでかけ側の人も、一緒にストーリーが進む様にしてくれれば良かった。
又、アイテムを拾うのがYボタンになった為、大量のアイテムを皆で取ってる時、間違って
仲間を持ち上げてしまう事がある。
クエストは協力重視のが増え、マルチプレイでは面白いが、逆に一人だと苦痛。
その辺の難易度調節をしてほしかった。
傭兵は、終盤になると装備だけ貰ってほってけぼりだった。
難易度は、クリア後なら前作マルチプレイの様にダンジョンに入る前に自由に選べる様にして
ほしかった。
COMMENT
前作の不満点が多いせいか、改善点が非常に多く、DSにしてはかなりのボリュームを感じる。
一緒にマルチプレイをする人がいなくても、ワイファイでそういう人同士が一緒に遊べるので、
環境さえあれば誰でもこのゲームの醍醐味を味わえると思う。
操作性も結構快適で、爽快感もあるので、息抜きにもじっくり遊ぶのにも適してる。
次回、今作の正統な続編を作るならば、ストーリーを廃止して、もっとマルチプレイや
システムに重点を置くべきかもしれない(つまり元祖FFCCにより近くしてほしい)。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2017-05-03前作との違いは
・魔法が魔石ではなくMP制(MPを回復する事でいくらでも使用可)
・レイスアビリティ(種族固有のアクション)の廃止
・シングルとマルチのキャラが共有出来る
・ジュエル(特殊なアイテムを装備品にセットする事で特殊効果を自由に付与可能)
・主人公を4種族の男女8人から選べる(個人的にはクラヴァットとユークオヌヌメ)
・処理落ちしやすくなった(キャラを4人詰めるとかなり遅くなる)
位ですかねぇ(他にもいっぱいあるだろうけど)
ストーリーは前作に比べてやや薄めですがその分やり込み要素が凄いです。1度クリアした後も難易度をどんどん上げることが出来、最終的にはなんと三週目の敵の3倍もの凶悪な攻撃力を持つ敵が出てくる様になります。
なのでコチラも極限まで強化したキャラクターで立ち向かいましょう!因みに何もアイテムがない状態から全てのステータスをカンストさせたキャラクターを一人作るのに90時間掛かりました……笑
装備品も前作以上に種類が増え中にはどこかで見た事ある様な装備品も……?
装備品を作成するのに何度も同じ敵を倒しに行かなきゃ行けないのは少々めんどくさいですが素材が揃った時の達成感はなかなかの物です…
今作では前述の通りレイスアビリティが廃止され種族ごとの個性が薄くなってしまった感が否めませんがそれはどの種族を選んでも問題なくストーリーを進められるようにと言う配慮かも知れませんね。
ゲーム内の説明にもある通り初めて遊ぶなら剣を持ったクラヴァット族がオススメです!
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GOOD!
ストーリーモードクリア。シングル、マルチの両方をプレイしてみての感想です。
・小さく、まとまったストーリー
世界を旅して...という壮大な物語ではありませんが、謎や伏線を張りつつ、徐々に回収していくなど、とても解り易く作られています。
登場人物はさほど多く居ませんが、そのどれもが魅力的なキャラばかり。台詞回しが多少ライトノベル調かな?といった所で、個人的にはとても好い印象でした。
ストーリーを進める事で、個性的なキャラクターに思い入れを深めていくのと同時に徐々に明らかになっていく謎と真実。決して「大作RPG」と銘打てる作品ではありませんが、よく練られていて、小さくてもうまく枠内にきっちりとまとまった、とてもよいストーリーだと思います。
・シンプルな戦闘
移動とジャンプと魔法と攻撃(とオブジェクトやキャラの持ち上げ)。それだけ。
魔法は攻撃系3種と補助系3種の計6種類(種族やレベルによる種類の差は無し)。
しかし単純ながらも、種族や武器毎での攻撃方法の違いや、合体魔法、謎解きなどの要素が、単調になりがちな探索を飽きさせません。
決して複雑なシステムが面白いゲームの要素では無いという事を認識させてくれました。
・協力プレイ
マルチプレイはもちろん、シングルプレイ時も自分の作ったキャラクターや傭兵と一緒に行動出来ます。
・やり込み要素
基本であるキャラLvに、アイテムを取る事で上がる各属性値や、武器防具等にもLvあり。
スクラッチカードやクエスト収集。素材を集めて装備品の生成等やり込む要素は十分です。
また、シングルプレイ時はAI操作キャラのLvや属性値はもちろんの事。装備品の成長値もしっかり上昇する所が◎。
BAD/REQUEST
・視点の変更不可
特に斜め方向へ、物を投げる時や台から台へ飛び移る時等の操作に少々の難あり。
・障害物の透過無し
物陰に隠れた敵やアイテム、自キャラに至っても透過せず、視点変更不可と相まって見辛い箇所が存在します。
・シングルプレイでは受注出来ないクエスト
クリアしたクエストはカウントされるのですが、マルチプレイ専用のクエストがあり、シングルプレイではクエストコンプが出来ません。
・持ち上げとアイテムの回収ボタンが同一
Yボタンでオブジェクトやキャラの持ち上げ、アイテムの回収が行えますが、同一ボタンでのアクションである為、味方付近や味方の頭上にあるアイテム回収時に誤って味方を持ち上げてしまう事が多々あります。
特に、マルチプレイ時のクエストクリア報酬回収(時間制限あり)時に不便に感じました。
そして最大の問題点が、仲間との協力プレイ(シングル・マルチ共)にあります。
・AIが賢くない(シングルプレイ)
AIには「いのちをだいじに」など5つの命令を設定出来ますが、総じて単純な行動しか取りません。
メインキャラがオブジェクト(ブロックなど)を押している時に協力せず傍観は当たり前。
絶壁から投身。ボトボト落ちる。
あらゆる敵に対し真正面から特攻。敵の攻撃に対し回避行動を取らない。
持ち上げた物をすぐさま投げ捨てる(「別のキャラに持たせておいて...」が不可。頭上のアイテムを崖下に投げ捨てる事も)。
HP、MPが尽きかけでも回復アイテムを取らない(そもそもアイテムを回収しない)。
ボスの弱点を狙わない。
AIが行動中はキャラクターの切り替え不可。
※上記の幾つかはキャラ切り替えやLボタンでのキャラ召還等プレイ次第でカバー出来なくもありませんが、それでもシングルプレイのAIの不便さについては挙げればキリがありません。
・味方に武器攻撃が当たる(マルチプレイ)
マルチプレイ時のみ、味方に武器攻撃が当たります(魔法は当たらない)。
ダメージは1固定ですが、それよりも状態異常もしっかり付加されている事がやっかいです。
特にセルキーの攻撃による気絶発生が深刻で、通常攻撃は元より、広範囲に及ぶタメ攻撃に高確率で付加される気絶が協力プレイを邪魔します。
味方の攻撃での気絶中にアイテム回収なんてされたら、協力どころではありません。
COMMENT
つらつらと書いてまいりましたが、総括すると
・全体的にまとまったよい作品
と評価できます。
ストーリーやシステムの両面についても、シンプル且つうまく纏まっている印象でした。
例えるなら、よく出来た細工の施された小奇麗な小物といったところでしょうか。
多少の操作性の悪さも、慣れてしまえばスイスイとキャラを動かせる様になります。
仲間との協力プレイに多少難点がありますが、プレイスタイルの工夫により改善が可能です。
(AIはどうにかカバーしてプレイ(ぶっちゃけシングルでも十分プレイ出来るつくりですので)。マルチでは仲間を気絶させない様に連携。気絶させてしまったら一回攻撃して叩き起こす。など)