Nintendo 3DS mk2 - Title Site

天外魔境II MANJI MARU

発売元: ハドソン（オフィシャルサイト）発売日: 2006-03-09 価格: 5040（税込）レーティング: 【Ａ】全年齢 (CERO について))

タイトル概要

中央値: 75 Amazon点数: 3.9

スコアーボード

標準偏差 19.72 難易度 2.78 mk2レビュー数 100

0-9

10-19

20-29

30-39

13%

40-49

50-59

60-69

26%

70-79

29%

80-89

90-100

ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)

341人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	2pt	4pt	4pt	4pt	4pt	3pt

総合点
76pt

GOOD!

ＦＣやＳＦＣなどの古いゲームはリアルタイムでやってきてますが、
ＰＣＥは所持してなくて、これが天外魔境２初プレイでした。

●広大なマップ、テンポよく進むボリュームあるストーリー
各地域ごとに広いマップが用意されており、まさに国中を冒険している気分になります。
それと、イベント数が多いと評判ですが、まさにその通り。
基本的に新しい土地へ行き、街やダンジョンを巡り、ボスを倒すの繰り返しになります。
はっきり言えば、お使いゲー。しかしテンポがいいことと、新しい土地へ行く度に新キャラが登場し、随所でアニメーションなどによるイベントが挿入され、ついつい先へ進めたくなります。

●魅力的なキャラクター
それぞれのキャラが大変魅力的で、印象に残ります。
これは親しみやすいキャラデザ、アニメーション、豪華声優によるものだと思います。
仲間になるキャラだけでなく、敵側も魅力的なキャラが多いです。
このゲームもボス級の敵がたくさんいますが、クリアした後も記憶にしっかり残ります。
これってけっこう凄くありませんか？

●戦闘
バランスが絶妙です。
最近のゲームと比べるとけっこう死ぬほうだと思います。
しかし、難しいと思われた難所も２、３レベル上げたり装備を良くするだけで、進めることができ、強くなったという実感がわきます。
特にボス戦は、巻物（呪文のようなもの）の使いようにより、様々な戦略が立てられます。
一見、こんなの勝てるわけないという相手にも、巻物や特技、アイテム次第でなんとかなったりします。
戦闘自体もテンポいいので（戦闘スピードを早めることが可能）サクサク進みます。

●盛り上がてくれる音楽
和風の音楽で新鮮です。
ＯＰの曲のカッコよさは必聴！！

町の人がそれぞれけっこう面白いことを話してくれます。
大半が意味のないことですが、ついつい話してしまいますｗ

BAD/REQUEST

今作はＰＣＥ版をほぼ忠実に再現してるらしいです。
それはそれで凄いことだとは思います。尊重すべき点かもしれません。
そういうことも踏まえた上で、あえて言わせてもらいます。

●グラフィツク・アニメーション
当然今のゲームと比べるとかなり見劣りします。
元々の売りであるアニメーションですが、今見ると動きは酷いです。
絵が下手なときも多いです。
３Ｄにしろとは言いません。（３ＤのＰＳ２版は不評ですし）
しかし、色数や描きこみを増やすとかはしてもよかった気がします。
アニメーションの動きもよくしてもよかったのでは？
根本部分はそのままでいいですから…

●エンカント率が高い
けっこう頻繁に敵出ますｗ
ダンジョンとかは４、５歩けば出ます。
気にならないときが大半でしたが、いざ気になるとやはりイライラします。
これをいじるともう別物になるのかもしれませんが、もう少しエンカウント率を下げてもよかった気が…

●タッチ
タッチペンでのプレーも可能ですが、論外です。
自分もけっこう試しましたが、慣れとかそういう問題ではなく、ダメダメです。
まあボタンでプレイすればいいだけですがｗ

●その他
このゲーム、けっこうダンジョンでアイテムが拾えるので
預かり所はもっとたくさんアイテムを預けられるようにしてほしかった。
空の宝箱とかけっこう多くて意味不明です。
町はたくさんあるけど、代わり映えしないのが多い。
装備品を買うときは、各キャラの数値がどれだけ上がるか下がるかをわかりやすく表示してほしかった。
なぜか町で巻物が使えない。
ＤＳだからなのか、音質がひどいです。
良い所でイベント数が多いと言いましたが、あくまで昔のゲームなので
「地味なことの繰り返しで、ただ長いだけ」と思う人がいるかもしれません。
最近のゲームしかやったことない若い人は特に。

COMMENT

悪いところでいろいろ言いましたが、あくまで今の水準から見たからであり、
それを改善したからといってゲームそのものの面白さはそれほど変わらないかもしれません。
それほどこのゲームの内容やシステム自体は確立されていて優れています。
逆にいじりすぎるとそのバランスが崩れてしまう可能性も。
いろいろ言いましたが、素晴らしいゲームなので未経験の方にはぜひプレイしていただきた名作です。
特に、

・最近のゴチャゴチャしたＲＰＧにはウンザリ
・古き良きＲＰＧを新鮮な気持ちでプレイしたい
・以前から天外魔境シリーズに興味はあったが、まだ未プレイ
・ＰＤＥ版でプレイしたことあるが、またあの頃を思い出したい

っていう人にオススメ！！

プレイ時間：30時間以上40時間未満（済）
まっちさん[2008-05-23 掲載]

[ 問題報告 ]

350人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	2pt	3pt	4pt	5pt	4pt	4pt

総合点
76pt

GOOD!

　慣れてくると（認められるとともいえるんですが・・・）これに勝るシステムはないと思える点。
　すばやさが命中率依存なのですが、これのおかげで、プレーヤーは適度に”必殺技”を使うことをせまられ、攻撃だけでやっていこうというダラダラなRPGになっていない。

　必殺技ですが、例えばウルトラマンなんて、スペシューム光線を使うときは、敵が弱ってるときだけですよね。それと同じに考えてください。敵だってそりゃよけますよ。
　必殺技の中身ですが、どれもこれもクセがあって、それがいいです。ズバリ、ヒットすれば大チャンスの技。、使いやすく、最強なんだけど、数ターンしか効果がないから、それこそ最強じゃないジャンなんてのも、本当バランス取れてると思いませんか？
　それと、敵に勝つってことより、確実に敵を倒すことも求められるのが、なんとも人間くさくって。『ヒキョウ』なんて呼ばれる戦い方をしてまで、ボスに勝とうと思うキャラクター、そんな風に戦わせるプレーヤー。本当いいです。具体的には、勝てない相手から逃げたり、敵を消し去る技だって使わざるを得ない状況だって出てきます。『勇者』だから敵を倒さなきゃいけないなんてことはありません。勝てないなら、どうにかしてでも生きる方法をとるべきだと、つくづく実感できます。

　ストーリー、というかその構成なのですが、ものすごくよくできています。仲間になったり外れたり、その分どこかで強さのプラスマイナスがされたり、それに加えて敵の面白さもプラスされていて、なかなかまれです。

　それと、意外と武器防具を買わなくてもやっていける点。慣れてくると履物しか買わず、余ったお金は預金でもと。それでやっていけるんだから奥が深いです。脱帽もの。
　それでいて適正レベルよりも５ほど低くても、（後半）進められるようになってきます。
それくらい、必殺技を使えば、正確に使えれば、その分、ゲームを面白くできます。

BAD/REQUEST

やはり、そのシステムのわかりづらさはマイナスなのでしょう。なので、それからくる、『つまらなくする方法』を書きます。こうはならないように・・・。

　攻撃があたらない、必殺技だって、MP使うのにあたらない・・・その上敵が強い・・・↓
　武器防具を買うついでに、レベル上げをする。↓
　攻撃は当たりますし、それだけで強いので、必殺技の必要性もなくなる↓
　ダラダラと続くだけでつまらなくなる・・・

と、まぁこういった具合になりやすいです。こうならないためにも、MPはがんがん使いましょう。どうせ宿に泊まったり、負けたり、レベルが上がればMPなんて回復します。

その他悪い点
新しい場所からボスまでのやり取りがワンパターンになる。

COMMENT

　５回くらい遊びました。正直まだ、このゲームのすべてを理解しているとは思えません。まだ、最高のクリアの仕方をしていない、というか、きっとある程度までは理解できて、わからないままの部分がずっとあると思う。でも、それが楽しくって、何回も遊びたくなります。

それと、ゲームバランス部分について。変なたとえですが、
　野球ゲームで、ど真ん中直球だけで相手チームをスリーアウトにできるものだったら、たのしいでしょうか？あるいは、変化球だけは、絶対に打ち取られないようなバランスだったら、楽しいでしょうか？
　おそらくそれは、プロと中学生が戦うようなものなのでしょうね。

　このゲームは、RPGですけど、そんなシステムでも面白いです。

プレイ時間：100時間以上（クリア済）
AKFTさん[2008-05-23 掲載]

[ 問題報告 ]

Amazonレビュー

レビュー者： @poor work レビュー日： 2008-07-01

オリジナルはPCエンジン CD-ROM2で発売。
見下ろし型のマップにコマンド入力式の戦闘と、基本はドラクエが開拓したコンシューマ機型RPGの文法上にある作品でしたが、
当時のゲームクオリティを遥かに凌駕する圧倒的な演出で、ゲーマー達の度肝を抜いたものでした。
単にインパクトがあっただけでなく、ゲームとしても細部まで配慮が行き届き、極めて高い完成度を誇っていました。
まさに最先端を行く大作だったと言ってよいでしょう。

PS2でもリメイク版が発売されていますが、そちらはややゲームバランスの調整を欠き、
オリジナルの良さを封印してしまっていた感がありました。
このDS版は同じ失敗は繰り返さなかったようです。
新鮮さこそないものの、忠実に再現された天外魔境'2の世界は、現在でも十分楽しめる素材の良さを見せつけています。

分かりやすい勧善懲悪のストーリーやかなり濃い目のキャラクターの数々は、
洗練されたセンスを好むイマドキの子には受けないかもしれません。
しかし昭和期のヒーローアニメの凝縮版のような本作が、かえって新鮮に映ることもあるでしょう。

私どもの世代にとって、発売当時CD-ROM2は高価で、なかなか手の出るものではありませんでした。
これまで遊ぶ機会のなかった大人にも是非とお勧めしたいです。
高嶺の花だった天外が、手のひらで遊べるとは時代は変わったものですね。隔世の感です。

■スポンサーリンク