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【3DS】真・女神転生IV レビュー

真・女神転生IV
発売元 インデックスオフィシャルサイト
発売日 2013/05/23
価格 6,980円(税込)
レーティング 【C】15歳以上(CERO について)
ショップ/リンク セブンネットショッピング
タギングトップ3    
タイトル概要 RPG

スコアボード

真・女神転生IV評価ランク
総合ポイント
65
難易度
2.62
レビュー数
39

スコアチャート 真・女神転生IVレビューチャート


0%
0-9
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10-19
2.6%
20-29
7.7%
30-39
20.5%
40-49
10.3%
50-59
12.8%
60-69
33.3%
70-79
12.8%
80-89
0%
90-100
【60点以上】
59%
【標準偏差】
16.83

ユーザーレビュー


571人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 3pt 4pt 3pt 3pt 3pt
総合点
69pt

GOOD!

タイトルに女神転生とついたシリーズはファミコン時代以来かなと思います
ただ、デビルサバイバー1と2はやったので、それもシリーズに含むのであればそれ以来ということになります

クリアまで30時間強でした

DSや3DSでアトラスのゲームはいくつかやってますが安定感があります
どのソフトも品質の管理がしっかりされていて、目立った欠点はほとんどありません
今作もプレイしていてストレスがほとんどありませんでした

難しいのは、何を長所として挙げれば良いのかという点ですが
他のレビュアーみたいに過去作と比較してどうというのはよくわからないので、他のゲームと比較することになりますが
・かなりのボリューム感
・独特の戦闘システム
・悪魔合体による新しい悪魔の作成
・美麗なグラフィック
・ボス戦の多さ
・バローズアプリ取得の自由度
・何をするにも動作は軽快でロード時間は0、セーブするのも一瞬
といったところでしょうか

BAD/REQUEST

欠点として感じたのは、長所にも挙げた悪魔合体かなと
悪魔合体そのものはワクワク感もあり楽しいのですが、中盤から終盤にかけて、合体させてまで欲しいと思える悪魔が全く出てこず、これならば今使っている悪魔と大差ないというのが続きました
飛び抜けた長所やスキルを持った悪魔が出てくれば、何をおいても合体しようとしたでしょうけど

これが特に問題となった理由は、高レベルのスキルがほとんど価値を持たないこと
長所にも挙げた独特の戦闘システムにより、弱点から外れた上位の魔法を使うよりも、下位の魔法で弱点を突くほうが圧倒的に意味がある

相手の弱点を突くことで味方の行動回数が増えるのですが、極端な話、全員が弱点を突けば、全員が2回行動できます
ドラクエに例えれば、氷が弱点の敵であれば、全員がメラゾーマを使うよりも、全員がヒャドを使ったほうが強い
上位魔法と下位魔法で目立った違いを感じられるほど威力に差はありません
だから、序盤に悪魔合体で氷、炎、風など、いろんなスキルを持たせてしまえば、後は絶対に欲しいと思えるほどの能力を持った悪魔はほとんど出てきません

とはいえたまには出てきます
全体回復魔法を持っていたり、蘇生魔法を持っていたり、反射や万能属性の魔法を持っていたり
そういう悪魔が出てくれば悪魔合体をする価値を感じます
しかし、そんな合体は滅多にないわけで、悪魔の種類の多さの割に、本当に意味があると思える合体機会は少なかった
制作者が悪魔の種類を増やすということに視点が行き過ぎていて、同じような能力の悪魔を作りすぎたんじゃないかとも感じます

全ての悪魔があらゆるスキルを継承できるため、全部の悪魔に同じスキル構成を組むことができるわけで、それも悪魔の差別化を無くし、悪魔合体の価値を落としている理由かもしれません

そういう意味で、もう少し悪魔の特徴に差別化が欲しかった
アイデアとしては
・固定スキル
・種族ごとの特徴
・得手不得手をさらに明確化する
・取得価値の高いスキルを増やす

例えば、種族特有の固定スキルを作るとか
低コストで使える得意スキルがあるとか、逆に全く使えないスキルがあるとか
例えば、炎が苦手な悪魔は炎系のスキルの使用もできないとか、小さい悪魔は物理攻撃ができないとか
そういう風に悪魔の差別化を行うとともにスキルの価値も差別化する
魔法の威力が魔力に依存しすぎているので、もっとスキルそのものの威力に依存するようにする

そういったバランス調整をすることで、より次のランクの悪魔への欲が出てくるのではないかと思います

ついでに言いますと、戦闘においてテトラカーンとマカラカーンの威力がすさまじかったと思いました
ものすごく苦戦するボスでも、この2種類のスキルがあると楽勝すぎるくらい楽勝でした
MPの消費は激しいですが、これらを使える悪魔を2体以上用意して、さらにMP吸収魔法を覚えさせれば、最終盤の万能属性攻撃を使ってくるボスまではどんなボスも完封できます
反射すれば敵にダメージを跳ね返せると同時に、敵のターンの攻撃回数も潰せる
それまでボスに強力な攻撃で2〜3回行動されていたのが、カキーンの1回行動で終わるわけで

まあ、そういう極端な結果になるのがこのゲームの戦闘の特徴なのかもしれませんが

COMMENT

総評としては、十分に面白いです

他の方のレビューに多く書かれていた絵に関するマイナス点はほとんどわかりませんでした
シリーズ初心者みたいな自分としても、確かにメデューサとルシファーには若干の違和感がありましたが、そんなものなのかなと流した程度です
やはりシリーズを通してやっている方たちには思い入れがあるのかもしれませんが

このゲームが他のRPGと大きく違う点があるとすれば、やはり戦闘システムでしょう
ドラクエみたいな普通の2D戦闘ではありますが、キャラが成長するのではなく、プレーヤーが成長することで戦闘が有利になります
レベルアップで強くなって倒せなかった敵が倒せるようになるとかはほとんどありません
武器や防具に関しても同様です
実際、初期装備のままでクリアできますし、最後のほうに手に入る装備を買っても初期装備と差はほとんどありません
装備なんてただの飾りです。偉い人にはわからないかもしれませんが

戦闘を有利にする唯一の方法はプレーヤーの技術です
2周目をやっていますが、引き継ぎは最低限だけにして、1周目と同じような強さで戦ってますが、2周目のほうが遥かに楽に感じます

そういう点を楽しいと思える人であれば、お勧めできます

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
PIAさん [2014/01/24 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ


348人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 2pt 3pt 4pt 4pt 4pt 3pt
総合点
71pt

GOOD!

女神転生シリーズはほぼプレイ済みです。

・悪魔合体の利便性
 前作ではその悪魔の得意なジャンルのスキルが優先的にオートで選ばれたため、好みのスキル構成になるまで何度もキャンセルするはめになりましたが、今作では自由自在に選択できます。 また「おすすめ合体」なるものがあり、現在作成できる悪魔の中で、レベルの高い悪魔を自動でピックアップしてくれたりもします。

・スリリングかつ、爽快感のあるバトル
 ほぼ3と同じ仕様で、弱点を着くと行動回数が増え、得意属性で攻撃してしまうと行動回数が減ってしまうシステム。 初見の敵の弱点を探すのも楽しいし、弱点を知っている敵を一方的にたこ殴りにするのも爽快です。ただし、敵に先制されるとが逆に一方的にぼこぼこにされることも。 そのスリルがまたいい。

・バロウズアプリシステム
 ソウルハッカーズのCOMPのようなもので、レベルアップに応じて得られる「バロウズポイント」というものを割り振って、アプリ(スキルのようなもの)を習得できます。 主人公や仲魔のスキル枠を増やすもの、HPやMPの歩行回復機能を得るものなどがあり、どれを習得するべきか悩んでしまいます。

BAD/REQUEST

・一枚絵の敵グラフィック
 これがもっとも残念。 戦闘時、一枚絵の敵がゆらゆら揺れているだけのRPGがこの時代に現れようとは・・・。 前作やペルソナ3、4では敵も味方も立体的でなめらかに動いていたというのに、手抜きとしか思えない。 せっかくのおもしろい戦闘も迫力半減です。

・残念な味方NPC
 主人公の属する「サムライ衆」というグループに同期の味方が3人くらいいて、ストーリーによって同行してくれる時があるのですが、なにかと残念。 3人一緒についてくるのですが、戦闘に参加するのはそのうちランダムで一人。 なおかつ命令もできないので、ほぼ空気です。 せっかくの豪華声優がもったいない。

・雑な難易度
 序盤、とにかく味方がもろいです。雑魚的の攻撃2発、下手すれば1発で死にます。 先手とられて弱点攻撃されたらまず壊滅状態。 ボスに関してはほぼ運ゲー。 どうにもできない時はどうにもできない。 どこでもセーブできるシステムでなければ 「このクソゲーがっ!」と言って投げ出していたかもしれない難易度。 そのくせ中盤からは やたら所得経験値がインフレしてレベルはあがりやすいし、一部の強スキルでごり押し可能になってくるしで難易度がぐいぐい下がっていきます。 もうちょいバランス良くしてほしい。

COMMENT

オリジナリティ 3点
 シリーズものとして無難な範囲でのシステム。

グラフィックス 2点
 BADで書いたように 一枚絵のバトルが非常に残念。

音楽 3点
 可もなく 不可もなく。

熱中度 4点
 悪魔合体が楽しい。 やりこみ甲斐もあります。

満足度 4点
 ビッグタイトルを背負える 概ね満足な出来かと思います。

快適さ 4点
 どこでもセーブ、合体関係の利便性、ロード時間、カメラワークなど特に不満なし。 個人的にはターミナル移動時にいちいちバロウズ(自分のパソコンみたいなの)がしゃべるのが鬱陶しいので減点1。

総評

3を楽しめた人なら概ね楽しめる内容かと思います。 ストーリーや雰囲気が暗めのゲームが好きな方、歯ごたえのあるRPGが好きな方におおすすめできる1本です。

プレイ時間:30時間以上40時間未満(クリア済)
ヤギュウさん [2013/07/02 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ


379人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 3pt 3pt 4pt 4pt 3pt 3pt
総合点
71pt

GOOD!

・初心者配慮、難易度
丁寧なチュートリアルで、独自のシステムを理解しやすい。
いつでも「メニュー」からセーブ出来る。ザコ戦でも即死ありのゲームだけに、これが「ある」か「ない」かは大きい。。そのおかげでイライラすることが少ない。諦めることなく進められた。
サポート役バロウズも、「アプリ」をプレイヤーの好きな順番でレベルアップ出来る等、細かい部分にも自由度が高い。

・こういうゲームです
退廃的な世界観が独特の味を持っており、好みに合えば没入できる。
バリエーションの多い「悪魔合体」。
悪魔との取引、駆け引きが面白い。
全滅も幾度と体験するゲームバランス(運要素)が刺激的。

・快適さ
L&Rボタンでのバトルスキップが非常に便利。サクサク快適

BAD/REQUEST

・問題点
次の目的地が非常に判りにくい。「サブ」だけでなく「メイン」もそうなので、ある程度の攻略情報は必須。
(フィールドも含め)マップが迷路のようで目的地が判っていてもかなり迷う(何処と何処が繋がっているか)。

・低難易度?
どこでもセーブ出来るため、緊張感が無くなった。マッカorゲームコインでの復活も、こまめにセーブしていれば「リセット」でかまわない。気を抜いてセーブ抜きで進めて死んでしまった時のみにゲームコイン使用、といった感じ。
上記の、マッカ(金)支払いで復活の必要がなくなった為、中盤以降は金に困らない。
アイテムが多くドロップするし、HP回復もスキルで補えるため、アイテム不足に困ることは無い(道具屋に立ち寄る必要が無い)。また、これは難易度を下げすぎている気もした。

・運要素
全体的に運要素がものをいうシステムに理不尽に感じる人がいるかもしれないと思う。
東京マップ、ボス戦での運要素「バックアタック」が鬱陶しい。
サブクエストの納品ものが運に頼るものがいくつかある。

・他
ロード時、最新データにカーソルが合っていないことが多い。二つしかセーブデータを作れないのでそれほど問題は無いが、「すれちがい」受信の時は初めのときしか反映されないので注意。
ストーリーの進行が遅く、進行方法のほとんどは作業。

COMMENT

基本ヌルゲーマーなので(以前PSソフト『デビルサマナー ソウルハッカーズ』リタイア経験あり)シリーズとして難易度が気になり、一通り感想が出るまで待った。その結果、入門者にも良いとするバランスに納得し、購入(「次の目的地の解りづらさ」の指摘が気になったので、そういう状態に陥った場合の為「のみ」頼るとして公式攻略本を同時購入しました)。

結果、大満足です。
ゲーム(機)から数年離れていた時期があったので、最近は入り込むことが少なくなっていたのですが、このゲームには熱中出来た。実はほとんど作業ゲーな気もするのだが、作業の中に遊び心と飽きさせないシステムで一度始めるとバッテリー切れるまで遊んでしまうほど。なんだかんだいってストーリーも期待を持たせる展開は面白かった。

「すれちがい」「ゲームコイン」なんかのシステムは3DSのRPGで最先端をいっているのでは。まだまだ発展途上な部分も含め素晴らしい。

すれちがいでせっかく主人公の恰好(装備)を変えられたり仲魔を付けれたりするので、主人公のキャラメイク(性別等)出来ると良いなぁとか、可能性も追求してしまう。

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
とななさん [2013/07/06 掲載]

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320人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 3pt 4pt 4pt 3pt 4pt 3pt
総合点
72pt

GOOD!

久々の真メガテンのナンバリングタイトル。
プレスターンバトルが恐ろしいほどの緊張感を醸し出しレベルが上がろうと油断すると全滅というシビアなバランス。メガテンの綱渡りな世界観そのままである。
ストーリーもハードな展開であり秩序と混沌そして中立の描き方も年齢層を意識してか非常にわかりやすい。(分岐のバランス取りは難しいが)

このシリーズに共通していることだが素晴らしいのは世界観。
勝者が作ってきた歴史の陰で、悪魔に堕とされた神々が居る。今回少しそういった部分は薄まってしまったが、タブーに疑問を呈する姿勢は健在。悪魔が実は豊穣の神様だったり、子宝の神様だったり、生活の面倒を見てくれる妖精だったりと決して悪いことをするから悪魔という一括りで描いてはいない。なぜ悪魔に貶められてしまったのか。それを調べていくと一つの結論に達するあたりがタブーなのである。そこも面白い。
一応個々の悪魔に注釈があるが、このゲームをやる時にウィキペディア片手に調べてみると、また世界観が広がると思う。日本でしかできなかったであろうこのゲーム。今のうちに堪能してもらいたい。

BAD/REQUEST

プレスターンバトルの弊害が序盤の難易度の高さを際立たせている。
先攻を取られると8割がた死亡。レベルが上がれば死ににくくなるもののリスクは同じ。
逆にこちらが先手を取れば瞬殺。特に中盤から後半にはアプリと戦力が揃い全体攻撃型の物理スキルで一掃。『弱点を責める』というのは雑魚戦ではほぼ形骸化される。
それでいて、ボス戦では弱点攻撃ができないと終始苦戦させられる。
初見では弱点探しの死に戦。解ったらリセット。
戦闘のトータルバランスが悪いのである。
さらにバランスを欠くのが経験値の配分。
雑魚戦を重ねても序盤はさして経験値はもらえない。クエストをクリアした時に高い経験値をもらえる。結局辛い任務中はレベルを上げることができず苦労してクリアした時にレベルが上がる。またクエストで苦労し・・・の繰り返し。さすがにこれだと挫折する人が出る。そこで『有料のDLC』
ここでもそれなりの強さが要求されるが経験値・金・アプリポイント変換できるアイテムが無限に手に入る。リアルマネーで全部で1000円弱。まあ買うわな。買わせておいて終盤は一回の戦闘で1万2万は経験値が入ってくる。詐欺かこれ。
実にアコギな商売だ。

最近こういうことが臆面もなく行われることには腹が立つ。
パッケージソフトとして完成品を顧客に届けるという意識が足りない。ここをこうするとより儲かるからという利益を追求型のソフトを作るあまり、あえてダウンチューニングしたソフトを売りつけるという姿勢が気に入らない。あくまでも追加コンテンツとして出すのであればやりこんだプレイヤー向けのイベントやアイテム等に限るようにできないものか。皆が皆、ソーシャルゲームの無限浪費方式を取るようになると結果的にゲーム業界の衰退を招くように思える。

さらにゲストクリエイターによる主要モンスターのグラフィック。
韮澤さんは造形では他に類を見ないクールさを見せてくれるクリエイターだがメガテンの世界観にはあまりマッチしていない。CGの拙さも相まっていいとこエロ触手モンスターだ。
金子氏の悪魔の描き方はその悪魔もしくは神の存在理由や崇拝の背景をイラストににじませつつ、神々しさと冷酷さを併せ持った素晴らしいものだ。
今回の他のクリエイターの物は明らかに浮いている。これじゃない・そうじゃない・どうも違うというミスマッチが作品の質を落としてしまった。通りすがりのゲストなどは要らない。悪魔絵師金子一馬に全て託してこそメガテンなのである。

出落ちキャラが多いのもマイナス点。せっかく専用イラストも用意してもらい今後の活躍も期待していたのに後半全く姿すら見せない。ルートによって出るという話も現時点では聞かない。伏線が回収できていない。ストーリーの都合もしくは時間の都合でカットせざるを得なかったとしても雑すぎる。

エンカウントシンボルにしてもレベル差が20もあればスキルの有る無しにかかわらず『逃がす』もしくは『逃げる』という選択肢があってもいいのではないだろうか。固定で道にいる者もいれば障害物を無視して突き進んで来る者もいる。先制されるか否かはこちらの速さもあるが印象はほぼランダム。敵が見えているというのに避けられないストレスがある。

今回は今までの作品に比べ少し粗が多いように感じた。どうも吸収合併された会社がブラックらしく先日当局の手入れまで入った。職場環境が急激に悪化しているようである。自分の将来を心配しながら仕事をするのは非常に辛い事と思う。次回また作ってくれるのであれば良い会社に移って完璧な作品を期待したい。

COMMENT

がんばれアトラス!
このまま消えてなくなったり、スタッフが散り散りになってしまうと今後良質なRPGができなくなっちゃうじゃあないか。昔から完成度の高い独特の世界観が好みだっただけに惜しいのですよ。
今回みたく外部のイラストレーターで悪魔を切り貼りしてみたりしなくていいから生粋のアトラスのスタッフで作品を作り続けて欲しいですね。
しっかしすれ違わないね?。地方に転勤になって住んでる周りが田んぼと畑で国道沿いじゃないと店も人もいない。おまけにドラクエやマリオならともかく、メガテンだと確率がものすごく低くなる感じ。うちのメタトロン(金子画伯)の性能けっこうすごいんスけども・・・。合体事故でラーマは出たけどヨシツネは望み薄かな。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
シュウさん [2013/07/04 掲載]

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527人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 4pt 3pt 4pt 3pt
総合点
74pt

GOOD!

・オリジナリティ4点について

仲魔システム、LCN(ロウカオスニュートラル)システム、
プレスターンバトルシステム等、このシリーズが事実上創始した
アイディアは数多し。

ただし、この作品単体としてはその進化発展版なので格段斬新な
仕掛けがあるわけではないです(その分、洗練はされている
と思いますが)。

ゆえにシリーズとしてはさらにプラス1点で、
この作品単体としてはマイナス1点かも。

・グラフィックス4点について

3Dダンジョン、特に東京世界の書き込みと取捨選択(実写そのまま
ではなくそれっぽく見せるセンス)は素晴らしいと思いました
(映画『ブラックレイン』の、「闇と霧で異化されたもうひとつの
メガロポリス東京」みたいな感じと言うか)。

戦闘は携帯機の容量の関係か、前作のような3Dポリゴンキャラでは
なく平面ですが、「金子一馬(+α)の画集である」と思えば、
むしろそれに価値を見いだせないこともないかも(サターン版
『ソウルハッカーズ』と当時買った画集の画質の違いに
愕然とした身には、今回の解像度はまさに画集です……若干
小さいけれど)。

あと、グラフィクス5点は据え置き大容量の海外3Dゲームと同じ
土俵では携帯機にはあげられない気がします(余程に斬新な
センスでもなければ)。


・音楽4点について

映画のBGM程には聞き終わった後に耳から去らず、
昔のゲーム音楽程にはメロディアスではなく、中庸です。
個人的にはサントラで買いたいレベルでした。

あと、声優さんは全員素晴らしい仕事だったと思いました
(短い論評ですが他に言いようがない)。


・熱中度3点について

テンポの良さ(レベルの上がりやすさ、ダンジョンの簡略化)
BGM、音声の良さ
読み込み、操作性の良さ等、
ストレスを感じさせる要素が極端に少ない。

メッセージ等、ゲーム展開の微妙な違いに合わせてきめ細かく
変えてある部分も多く、鬼気迫る意気込みを感じました。

BAD/REQUEST

・快適さ4点について

他の方も指摘されていますが
ダメージフィールド゙の無効化手段が無い、
シンボルエンカウントの無効化手段が面倒、
セーブポイント直行手段がない、
等が「アラ」として目立ってしまうというか。

アメとムチのバランスが広い(しんどいけど見返りも大きい)
ゲームが良いゲームであるとするならば、「アラ」として指摘した
部分も「アメ」として用意しておく、という選択肢もあったのでは
(他の部分でも書きましたが仲魔に希少な「アメ」として
持たせれば、仲魔の有難味の減衰も補えたような)。

・難易度3点について

他の方も指摘されていますが、戦闘は段々簡単になっていきます。
プレスターンバトルという基本システムは序盤雑魚から終盤の
ボス群まで共通なので、このシステムの大原則、「対策手段の数が
決定的な戦力差となる」に基づき、対策手段の乏しい序盤が
一番全滅し易いわけです。

その分、対策手段の収集がゲームの醍醐味の大きな部分を
占める事になります(嘗てのRPGの金言「新しい武器を
売っていない町は町に非ず」の様に)。

しかし、数値のインフレで終盤まで引っ張れる武器防具と違って、
耐性スキルは差を付けにくい(しかも仲魔システムの制約で
敵雑魚のHPは主人公側と大きな差がつけられず、
数値の幅を出せない)。

結果、中〜終盤入口には主人公側の「最強の布陣」が完成して
しまい、あとの戦闘は消化試合風味となってしまう――これを
補う大きな制約が実は「主人公死亡=ゲームオーバー」だった
わけです。

この制約下ではどれだけ完璧な仲間を備えようと戦闘は万全に
ならないわけで、これが戦闘の緊張感を担保する大きな要因でした
(某世紀末格ゲーに習っていえば「強者と弱者には絶望的な戦力差が
あるが、強者も一瞬の油断やミスであっけなく死んでしまう」
ゲームバランスがメガテンの世界観にもよく
フィットしていたと言うか)。

今回それを(様々な理由はあるでしょうが)撤廃してしまった
ことが、戦闘バランスの「弛緩」を生んだと個人的には思います。

・ストーリーについて

BADの項目に入れてしまいましたが、ストーリーに関しては

・個人の好みの差が大きい
・詳しく触れるとネタバレになる

の二点から、具体的には書きません。
commentの部分に大まかな印象を記したので参照してください。
簡単に言うと

「語られない部分はゲーム内に散りばめられた手がかりから
不完全な形で補完せざるを得ず、それは最初に指摘しておく
べきだろう」
という物です。

COMMENT

・自分の嗜好について

ファミコンの『女神転生』からリアルタイムでやってます
(ペルソナ系は3、4しかやってませんが、ありだと思います)。 
基本、このシリーズのファンなので、あばたもえくぼな意見に
なっている点はあると思います。

三周してナッシングエンドを含む全ルートを回りました
(ダウンロードコンテンツは無し)。

・ゲーム自体について

というか、戦闘について。
仲魔のデータ調整のあたりで制作スタッフが力尽きた感が
ひしひしと伝わってきます(セリフ回りの鬼気迫る作りこみと
仲魔ステータスの適当さは一種ギャップです)。

例えば『不思議のダンジョン』シリーズの肝はアイテムや
モンスター、罠のアイディアではなく、
「それらがどういう進行タイミングで出てくるか」
にかかっていると個人的には思うわけですが、
これはこのゲームでも同様かと。

敵悪魔は主人公側を対処不能な手段で容赦なく攻撃し、
仲魔(アイテム)はそれを見事に打ち破るお助けマンとして現れ、
そして敵悪魔は引き立て役として存分に敗れ去る、
これを短いサイクルあるいは(先読みを加えた)、長いサイクルで
繰り返して快感のリズムを刻む事でプレイヤーに良ゲーだと
思わせる、そういう構成が中後半に終わってしまっているような。

具体的には無効系スキルが手に入る直前には、それに該当する
系統の強スキルを使ってくる強敵悪魔を配置し、プレイヤーの
語り草にするべきだし、強力な仲間が手に入り、無双状態になった
後にはその仲間の弱点を突く悪魔を用意しておき、プレイヤーを
愕然とさせるべきです(魅了の廃止や悪魔耐性の身体・精神部門の
多様性の無さは色々勿体ない)。

今回、仲魔のスキル構成はプレイヤーの任意なったわけですが、
その結果仲間自体は完成されたスキル構成を運ぶためだけの
遺伝子キャリアに堕してしまった感は否めない。

攻撃回数や攻撃属性、バッドステータス耐性をもっと出し入れする
事で仲魔を個性化することは可能だったのではと。

・ストーリーについて

結局このシリーズは円環の物語というか、映画の『寅さん』というか、
ゲームでいえば『ゼルダの伝説』というか。

共通するモチーフや舞台、ストーリー構成を最新の技術や現代の
世相から拾い上げた様々な意匠でその都度「語りなおしている」
作品であると(無限発電炉ヤマトのくだりは嫌でも「アレ」を
類推する)。

かつて岡田耕治氏らがインタビューでかすかに触れていた悪魔合体
技術の来歴や邪教の館の主の正体、スティーブンの目論見や法の神と
の決着がシリーズが進むことで明らかになっていく訳ではなく、
ただただ回り還る(決して答えのない)人間普遍の問いかけを
重ねていく話であると。

そう思えば、これはこれでありかなと個人的には思うわけですが、
「謎やフックで引っ張ったからには最後にそれを明示する義務が
作者にはある」というこれまた至極まっとうな主張を掲げる人から
見れば、いろいろ納得のいかない結末かも。

……円環が螺旋に変わる可能性も見てみたいですが、より大きな
円弧を描いて始まりの場所に連結されるだけ、という可能性の方が
よりはっきり見えてしまry

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
kjtsさん [2014/04/21 掲載]

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【3DS】真・女神転生IV
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BGM、音楽、効果音など

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一通りプレイして面白かったか。総合的な評価

ゲームバランス、操作性や分かりやすさなど

プレイ時間:通算プレイ時間です。クリア時間ではありません
「クリア済」:原則「エンディングまでたどりついた」が基準です

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  • どんな人にも向いている
  • プレイヤーで好みが分かれるソフト
  • ファンを対象としているソフト
  • 初心者でも無理なく楽しめるソフト
  • 女性を対象にしたゲーム
  • 昔のプレイヤーを対象とにしているソフト
  • キャラクターが魅力的
  • リアリティな演出
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  • ゲームのシステムが優れている
  • 爽快感抜群でストレス発散できる
  • ユーザー同士で楽しめる
  • 緊張感のあるゲーム
  • 対戦が燃える!
  • 自分の好きなように遊べる
  • 攻略情報を参照してプレイすると楽しめる
  • 細かい操作が求められている
  • 続編物で前作のプレイを推奨
  • オンラインが楽しめる
  • やればやるほど隠された楽しさが出てくる
  • 手先よりも頭を使うゲーム
  • 少しの時間で楽しめる(息抜き)
  • 長い時間楽しめる(やり込み)
  • 特に秀でたところはない…

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2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
NARUTO -ナルト- 忍列伝

2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
チャリ走 DX

2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
星のカービィ ロボボプラネット

2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
PROJECT X ZONE

2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール

2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション

2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
3次元エアホッケー

2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁

2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
New International ハイパースポーツ DS

2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”

2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち

2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム

2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ

2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町

2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI

2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
ゼノブレイド

2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編

2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
アッコでポン!イカサマ放浪記

2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト

2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS

2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語